月並なあれこれ

月並なあれこれ

日々思ったことをなんとなーく書くところ。

何をしたいのかがわからない。

今、今年に入って最も悩んでいる。

ひょっとしたら、人生で一番悩んでいるかもしれない。

なぜなら、今の選択が人生を大きく変えてしまうかもしれないから。

 

ちょっと前にかいたけど、今自分は修士一年でもうすぐ二年。

つい2週間前から就活が本格的にスタートした。

それまでは気楽なもので、どこに就職したいかなんてぼやっとしか考えていなかった。

インターンにも行く気が起きず、完全にスルー。

 

そして、ここに来て大きな壁にぶち当たった。

 

「何をしたいのかがわからない。」

 

いや、何もしたくないわけではなく、興味があるものもある。

かなりピンポイントで、そこの企業の方がOB訪問に来ていたので聞いてみた。

しかし、残念なことにそこは研究所で、かなり専門性を必要とするところで、自分が今やっていることとかけ離れているせいでどうやら無理らしい。

 

じゃあその分野に関連する別の事業所はどうかといえば、今は殆ど募集していなくて、募集していても分野が違ってて無理とのこと。

 

そうなると突端に状況が厳しくなり、とりあえずリクルータの方に色々相談すると、「まずはこの製品や技術をやりたいという気持ちが大事」とのことで、全くそのとおりである。

しかし、闇雲にそれをやりたいと思っても、技術系の事になると専門性が問われ、気持ちだけではなんにもならないこともあるのである。

就職したら当然今やってることと違うことをやるのだろうが、採用の段階で多少の適性は見られるのは仕方ない。

 

じゃあ、業界が新たに人を求めているところで、自分がやりたいことと適性が合うものってあるのだろうか。

 

昨今は電気系といえど、なかなかに厳しいものがあり、昔のように引く手数多ではないようである(昔のことはよくしらんけど)。

 

で、今熱いのは自動車業界らしく、自動車メーカー以外にも、大手電機メーカーはこぞって車載事業に力を入れているようである。

 

今更知ったのかよっていう話だが、最近まで就活に対してやる気が湧かなかったのだから仕方がない。

しかし、どうしても自動車業界に魅力を感じることが出来ない。

車が空をとぶようになったら話は別だが、今の様子では電気自動車やらなんやらでお金儲けをするようで、なかなか空を飛びそうにない

そうなってくると、電機メーカーに自分の居場所はあるのかという気分になってくる

 

ここで、さらに自分の心を惑わすのが「学校推薦」という制度である。

昨今の学校推薦はそこまで効力を発揮しないと言われているが、使えるものなら使ったほうが良いに決まっている。

そこまで興味がなくても、推薦が使える大企業には関心が高まるものである。

しかし、大企業のいろんな事業所を見ても、案外やりたいことが見つからない。

 

学校推薦というのは、やりたいことが有り、それを実現できる企業を見つけ、その企業に学校推薦が適用できる場合に用いるべきであり、推薦ありきで考えるのは本当は良くないのだろう。

そんな考えの人は電気系では少数な気がしなくもないが。

 

そこで、自由応募での就活も考えた。

しかし自分は弱い人間で、「落ちる」ということに大きな抵抗がある。

ゆえに、なかなか踏み込みきれない。

 

これまで、運の良いことに大きな挫折はそこまでなかった。

だからこそ、失敗を恐れているのだろう。

それは、自分が努力すれば達成できるであろう目標しか設定していなかっただけだからなのかもしれない。

つまりは、自分が達成できない事柄から逃げてきたからなのかもしれない。

 

しかし、そろそろ臆病な自分の殻を破らないといけないような気もする。

だから、いくつか自由での応募も考えてはいる。

でも、考えているだけ。

 

さらに悩ませるのが博士課程である。

博士に行きたいならいけばええやんって言う感じかもしれんが、これもなかなか結論が出ない。

 

博士を取るにはよく「論文3本」なんて言われたりするけども、それは別によい

恐らく自分が恐れているのは、2点ある。

1つ目は、自分みたいなのが博士後期に進んでもよいのかということである。

2つ目は、自分以外は皆就職し、自分だけが学生を続けることによる、孤独感にも似た感情である

 

2つ目は正直仕方ないし、先輩や後輩に囲まれていれば恐らく慣れるだろうと思う。

問題は1つ目である。

 

私の知る博士後期の学生は、所属している研究室の人だけだが、非常に優秀な人しかいないように思えた。

そんな人に自分はなれるのかとどうしても思えてしまう。

ただ、その非常に優秀なドクターの先輩の話を聞く限り、それは杞憂のようであった。

論文を3本書けばとりあえずはOKなのだから、そんなことを心配して進まないのはもったいないとのことであった。

 

しかし、様々なところで目にするのが、博士後期を修了した人たちの進路である。

先生方はそろって「問題ない」と言われるが、やはり少し気になる。

しかし、3年の猶予ができることで、自分の立ち位置も分かり始め、それを踏まえてのやりたいことができるかもしれない。

 

一度きりの人生、少し回り道をしてもドクターと取ろうというのも悪くないように思えなくもない。

 

 

ううむ、どうするのが良いのか。

非常に悩ましい。

しかし、今はひたすら悩みに悩むのが良いのだろう。

人生の大きな節目、自分の納得のいくまで悩みつづけることにする。