目の前のことしか見えない人の話
先日はとても悲しいニュースが有りましたね。
真偽の程はわかりませんが、一説によれば某テレビ番組への出演をきっかけにSNSにて本人への誹謗中傷が集まり、その影響で自殺してしまったと。
ちょっと前に以下のような記事を書きました。
まさしくこれなんだろうと思うのですが、正直な話、今のままではネット上の誹謗中傷は減らないだろうと思います。
人の良心に委ねるには限界があります。
世の中にはどうしても正常な判断ができない人が居ますし、ネット上ではそれが顕著なんだと思います。
そういう人たちは、自分の目の前の状況や情報しか見えず、しかもそれを鵜呑みにしてしまう傾向にあるのではないかと思います。
そういった人たちに何かを求めたところで、あまり期待できません。
この問題について対処するのは大きく4パターンあると思います。
1つ目は、そういった人達との関わりを作らない。
これって、一般人なら簡単ですが、有名人等の場合には、勝手にそういった人たちに絡まれるので、なかなか厳しいですね。
2つ目は、そういった人たちの相手をしないということ。
要はスルーする。
これは受け手の考え方しだいではありますが、人によっては言葉を素直に受け取ってしまい、今回のようになってしまいますね。
3つ目は、SNSのツール自体がそういった発言を取り締まるということ。
これは割と現実的、かつそうすべきなのではないかと思いますね。
例えばニコニコ生放送では、荒らしコメントを打ちすぎた人はアカウント停止、さらにひどい場合にはプロバイダーから警告が来るはずです(今はどうなのか知りませんが)。
Twitterなどもアカウント凍結の処置などもありますが、現状の対応はあまりにもザルで甘すぎます。
個人でアカウントを量産するような人でなければ、ある程度の変化はみられるのではないかと思います。
4つ目は、法整備です。
ネット上での誹謗中傷を明確に取り締まるということです。
一応今も開示請求したりして訴えたり出来るみたいですが、なかなか一般人にはハードルが高いと思います。
ただ、この部分をなんとかしないことには根本的には数は減らないと思います。
これはだめという明確なラインを示し、それを超えたときにはきちんとそれ相応の対応がなされる。
結局は現実と同じくこういったことが実現しないことには、そういった一部の人たち含め、皆の意識は変わらないと思います。
悲しいけどね。