月並なあれこれ

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日々思ったことをなんとなーく書くところ。

画面の向こうにも一人の”人間”が存在するという話

私は最近、ネットサーフィンをしているとたまに悲しくなることがあります。

皆さん、あまりにもネット上にて荒々しい発信をし過ぎではないでしょうか。

 

コロナの影響によるストレスなのかわかりませんが、一般人だけでなく有名人でさえも攻撃的なつぶやきや書き込みをしているところを目にします。

 

それも、特定の人や特定の行動に対しての誹謗中傷に近いもの。

建設的な内容であればいいでしょうが、残念ながらそうでないものが目立つ。

 

そういった発信をネット上でしている人は、私個人からすると、勘違いも甚だしく、見ていて痛々しいものであり、非常に心苦しいものがあります。

 

昨今のネット利用者は、「画面の向こうにも一人の”人間”が存在する」ということが頭の中から抜け落ちているのではないかと思えてしまうのです。

 

ネット上であれば、何でもかんでも好き勝手書いていいのでしょうか。

 

私はそうではないと思うのです。

 

なぜなら、その書き込みを見るのもまた一人の”人間”だからです。

しかも、その人間というのは、特定の人だけでなく、不特定多数になることも多々あります。

 

同じことを本人の目の前で言えるのでしょうか。

そういった書き込みをしている人の大半は、できないのではないかと思うのです。

 

であれば、ネット上で発信する前に一度自分の中で考え直し、本当にそれをその書き方で発信すべきなのかを見直すべきではないかと思うのです。

 

自分の心の中で何を考えようが、当人の自由であることは言うまでもなく当たり前でありますが、それを外に向けて発信するということは、もはや自分一人の問題ではなくなります。

 

ネット上での発信ということは、大なり小なり、その情報を取得した人に影響を与えるということになります。

 

ということは、外への発信については、発信者が全く責任を持たないというのは(予めその旨も併せて発信する場合を除き)ありえないということになります。

 

ネット上の発信は、顔や名前はわからなくても、本質的には現実世界での対面での会話と変わらないものです。

 

もちろん、現実世界にもおかしな人がいるように、ネット上からおかしな人が居なくなることはないと思いますが、少しでも健全な思考でネットと関わってくれる人が増えることを望みます。