考えすぎるのをなんとかしたい人へ
前回の記事に引き続き、精神的な話です。
まず、持論として、幸福かどうかは精神的なものだと考えているので、幸せになりたければプラスの感情を持てば良い。
そして、もっと簡単のためには、マイナスの感情を抱かないようにすれば、結局はトータルでプラスになるので、幸せになるだろうというのが前回の記事の要約です。
だけど、マイナスの感情を抱かないようにすることは、人によっては非常に難しい。
自分も苦手でした。
その日あった失敗や、言われて嫌だったことをひたすら引きずるタイプです。
あそこでこうしなければよかったとか。あの人何であんなこと言ったんだろうとか。ひょっとしたら嫌われているんじゃないかとか。
何かを突き詰めて考えたりすることがプラスに働く時もあります。
でも、何かを考えすぎるのは大抵の場合、マイナスの感情が伴います。
そこで、なんとかした方がいいと思い、色々考えたり、調べたりしました。
その中で自分が意識している、「悩まないため」の3つの考え方を挙げたいと思います。
①自分の中で考えても答えの出ないことには時間を割かない
これは例えば上に書いた、「ひょっとしたら嫌われているんじゃないか」みたいな悩みがいい例です
こういうのは一旦考え始めると、アレのせいで嫌われた?とか色々考えてしまいます。
でも、これって本人に直接聞かない限りわからないことですよね。
ってことは、自分の頭のなかでいくら考えても答えは出てくるはずがないんです。
じゃあそんなことをいちいち自分の精神をすり減らしてまで考える必要なんてないことがわかります。
こういうことって結構たくさんあります。
悩み事や考え事でストレスが溜まり始めたら、まず、自分の頭のなかで答えを導けるのかどうかを考え、それが不可能なことなら考える意味が無いので、考えることをやめることにしています。
②モノの見方を変える
これは他の人から少し嫌なことを言われたときや、何かを指摘されてムッとしたときに意識します。
言われたときは、なんでそんなこと言うんや?とかあの人腹立つわーとか、結構ストレス溜まります。
そういった時は、その発言をした相手がどういう人なのかをまず考えて、いい人であれば、むしろ敢えて指摘してくれたことに感謝をすることを意識します。
別に嫌がらせのつもりで言ったわけではないだろうとか、他の人が言ってくれない中でわざわざ教えてくれたという風に捉えます。
一方、嫌な人であれば、そんな人の言うことを一々気にしても意味が全く無いので、無視します。
それでも頭から離れないときは、自分が信用できる人に「〇〇さんが~って言ってきたんやけど、本当にそう思う?」と、実際に聞いてみるのが良いと思います。
「そんなことないよー」と返してくれたら、それはそれで安心できますし、信頼できる人からも同じ答えが返ってきたのなら、それはもう仕方のないこととして受け入れることにして、今後に活かすことにします。
③まあいいか、なんとかなるだろう。
究極はこれです。
これができるようになると日々のストレスが大幅に減ります。
私の場合、あることに気づいてから、これが自然とできるようになりました。
それは、「大体のことは寝たら一度忘れる」ということです。
以前まで、嫌なことがあった日は、その日中ずっと頭がそっちに意識を割いてしまい、とてもブルーでした。
でも次の日、目が覚めるとそのことは一度忘れて、またいつも通りの日々を送っていたのです。
もちろん、何かきっかけがあればそれを思い出し、またブルーな気分になることはありました。
でも、そのきっかけがなければ忘れ、いつもの日常を送っている。
これに気づけたのが非常に大きいのです。
これはつまり、次のようなことが言えます。
・嫌なことがあって悩んでいても、次の日には一度そのことを忘れる。
・忘れてしまっても、普段の生活に支障がない。
したがって、その「嫌なことで悩むという行為」は全く意味がないことである。
そう考えると、悩むことが無駄に思え、すぐに気持ちを切り替えることが出来るようになりました。
もちろん、正面から向き合わないといけない悩みというのはあります。
でも、今までの人生を振り返ると、あれだけ悩んだにも関わらず、拍子抜けしたっていう経験、意外とあるかと思います。
だったら、あれこれ悩むよりも、その悩む時間を減らして他のことをやったほうが日々楽しくなりますよというのが、今日伝えたかったことになります。
長くなりましたが、少しでもお役に立てば幸いです。