思考力ではなく思考法が重要だった話
2年9ヶ月ぶりの更新です。
この間にいろんなことがありました。
仕事は変わってませんが、それなりに順調にやっており、プライベートにも良い変化がありました。
その辺の話はさておき、最近「世界一流エンジニアの思考法」という本が発売されましたね。
この本自体を読んだわけではないですが、ネットで口コミを見る限り、とても評判が良さそうです。
著者の牛尾さんのnoteには(先ほど紹介した書籍にも含まれているようですが)こんな内容の記事があります。
その中でも下記が特に印象的でした。
一緒に彼と問題の解決に当たった。自分だったらいろんなログをクエリーしたり、コードを見たりとか、いろいろじたばたするところだが、彼は最初の一つのログだけを見て、「仮説」を立て始めた。手は一切動かさない。彼はしゃべりながら、アーキテクチャがこうなっていてこのログがこうなっているから、自分の推測では、こういうことが起こっていると思われる。だから、自分が調べるべきはこのテーブルといって、SQLを1つだけ実行した。それがまさに問題の原因を表していた。
自分だったらああでもない、こうでもないといろいろクエリーしたりコード見たりするところだが、彼は手を動かしたのはその一回きりで、自分なら数時間以上かかる問題を一瞬で解いて見せた。
恐ろしいことに、そのコードベースに関して、彼は経験がほとんどない。自分の方がずっとコンテキストを持っている。まるで神業のようだったが、一方で「人間が不可能なことをやっている」というわけでもなかった。
私も仕事上プログラミングをするわけですが、下記記事に出てくる"頭が切れることで有名な先輩"に教わりながら仕事していたときの光景と重なる部分が大きいのです。
例えば、何か問題が発生し、対処方法も分からず途方に暮れてその人に質問してみると、未来を見透かすようにピンポイントで原因を指摘してくるのです。
当時は、それが魔法のようで、どうなっているのか本当に不思議でたまらなかったのですが、あることを意識するようになってからは自身でも多少はできるようになっていました。
それは、牛尾さんのnoteにも同じことが書いてありますが、"仮説"を起点に考えるということ、です。
プログラミングは論理を積み上げていくものであり、それによってもたらされるアウトプットは当然ながら純度100%の論理によって構成されています。
もし作り上げたものが意図した動きをしないのなら、どこかに不正規な点が存在するためにその動作をしているのです。
(たま~に自分たちではどうにもならないツールのバグ等に巻き込まれ、深いダメージを負うこともあります…)
では、仮説起点で物事を考えるために重要なことは何か。
個人的には3点あると思う。
1. しっかり観察すること
どういった現象が起きているのかをじっくり正確に把握することです。
どれだけ頭の切れる人でも、何もヒントがなければ正解にはたどり着けません。
また当然ながら、そのときの情報の正確性も重要です。
情報が足りなかったり、正確に解釈できなければ、詳しい人にも聞いてみること。
2. 現象から逆算して考えること
"眼の前の現象を(意図的に)起こそうとした場合、どうなっていないとおかしいか"という考え方からスタートします。
意図せずおかしな動きをしているときも、論理的にそうなっているのです。
なので、まずはそこを起点とし、設計内容を飛躍なく少しずつ遡っていくことです。
3. あるべき姿との乖離を見つけること
逆算して考える過程で、どうなっていることが望ましいのか、すなわち、あるべき姿と比較し、乖離がないかを確かめます。
自分でやってもいいし、詳しい人がやってもいいです。
ただし、絶対に見落としてはいけません。
そのためにも、あるべき姿もまた正確に把握する必要があります。
これらは最初からすぐにできるものではないかもしれませんが、何度も繰り返すうちに精度が上がっていきます。
そしてやがて、自身のスキルとなり、問題解決能力が飛躍的に向上すると信じています。
私はまだまだ"頭が切れることで有名な先輩"には追いついていませんが、多少は近づけたかなと思うと同時に、以前よりも自信を持って業務に取り組めるようになったような気がします。
悩めるエンジニアの一助になれば幸いです。
強ミヤリサン錠の効果が絶大な話
久しぶりに更新したかと思えば謎な話
強ミヤリサン錠とやらが非常に有用であるという事実を発信したかった。
言ってしまえばただの整腸剤で、有名所で言えばビオフェルミンあたりですが、
残念ながら継続してもあまり効果がありませんでした。
ただ、強ミヤリサン錠は飲み始めて3週間ほどですが、明らかに効果がある。
現状、一日1回3錠しか飲んでいませんが、お腹の調子が良いので、慢性的に調子が悪い人は試してみてもいいかもしれません。
家でお酒を飲まないようにしたら時間が増えた気がする話
タイトルの通りです。
良くないなーと思いながらも、ここ2年半位の間、ほぼ毎日お酒を飲む生活を送っていました。
仕事のストレスというか、仕事のことを忘れたい思いで、なれないお酒を飲み始めたのが最初のきっかけですが、それ以来あれこれ手を出し、今ではお酒が好きになり、特に何もなくても家で一人で飲むのが日課になっていました。
父親は毎晩焼酎を飲むような人で、それを見て育ったので、その影響も多少あるかもしれません。
ただ、判断力であったり、頭のメモリや記憶力の低下を少しずつ感じるようになり、年齢のせいもあるかもしれませんが、可能性としてアルコールの日常的な摂取が原因であるように思えてきました。
それに、近々健康診断があるということもあり、先々週よりアルコールの摂取を控えることにしました。
最初の2日くらいは、あ~お酒のみたいな~という気持ちが多少はありましたが、別にそこまで苦痛ではなく、特にストレスなく過ごせています。
2年半ほぼ毎日飲んではいましたが、べつに依存症というわけではなかったようで、ただ癖のようになってしまっていたようです。
と言ってもまだ二週間も経っていないので、先程の判断力や記憶力などについて自覚できるほどの変化はありませんが、その代わり一日の「時間」がより長くなったように感じました。
今までは帰宅してお酒を飲み、YouTubeを見て気づいたら日付をまたいでしまっているので、しかたなく寝るという生活。
今は、帰宅したらYouTubeを見るけど、なかなか日付をまたがないし、うだうだしていたら眠気が襲ってくるので、その眠気に従って寝るという生活。
帰宅から就寝までがあまりにも無益な時間になっていることには変わりがないが、アルコールを飲まないことで時間を持て余すようになってしまった。
となると、この有り余った時間をなんとかしたいと考えるのが当然の流れ。
そして、「何をやろうか」という毎度おなじみの悩みを抱え、そして有耶無耶になって結局何もやらないというのがいつもの流れ。
というのも、結局はYouTubeを見てればそれだけで楽に満たされ、時間も過ぎ去るのでそっちに流れてしまうという。
他人からとやかく言われることもないので無限に見れてしまい、土日もそれで浪費するのみ。
もう少し自分への投資に時間を費やしたほうがいい。
多分、アルコールと同じくらいYouTubeも制限したほうが良さそう。
そして、何か打ち込める物が欲しい。
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追記
いいものを見つけた
これを設定して、一日あたりにアクセスできる時間を制限しよう
テネットを3回観てわかったことなどの話
またしてもネタバレ(+個人的な考え)があります
3回目の鑑賞で、またしてもこんなこと言っていたのかというセリフやらを認識できたので、それをもとに色々書いていきます。
ちなみにセリフっぽいことも書いていきますが、ニュアンスとしてこんな事を言っていたという感じですので、そこは注意してください。
○記録とアルゴリズムと爆破について
序盤でプリヤが「クレジットカードやらメールやらは”記録”になる」みたいなことを言っていました。
それだけでなく、全般通して”記録に残す”ことが重要、つまり未来とやり取りする上で非常に重要になるということでした。
わかりやすい形で言えば、最終シーンにて主人公がキャットを守るためにボイスレコードという”記録”をもとにプリヤを殺害していたのはまさしくそれです。
で、これは終盤のスタルスク12のシーンにも絡んできます。
先日に記事にて、なぜアルゴリズムが起動しなかったのか みたいなことを書きました。
まず、重要なことはアルゴリズムをこの瞬間に起動させるのではなく、9個全て揃った状態のアルゴリズムを未来人に渡すことです。
そのための要素としては2点あります。
1点目:セイターの死亡をトリガーに、アルゴリズムの隠し場所の記録(例えばメール送信)がなされるということ
2点目:アルゴリズムを誰にも見つからない場所に隠すこと(今回は、スタルスク12で爆破させて地中深くに埋めようとした)
これにより、記録を確認した未来人によってアルゴリズムが掘り起こされ、未来人によってアルゴリズムが起動され、世の中のエントロピーがすべて減少する方向に進むということになります。
しかし、劇中では2点目を主人公たちが阻止したため、未来人はスタルスク12にアルゴリズムがあるはずだと掘り起こしても出てこないため、結局はなにも起こらなかったということになります。
ちなみに余談ですが、アルゴリズムの隠し場所の記録について、これを知っている人(つまり主人公)がいるのなら、仮に爆破で地中深くに埋められたとしても、アルゴリズムは起動しない気がしますね。
時間で挟み撃ちするのではなく、爆破した後にスタルスク12の地下深くを掘り起こす作戦にしても結果は同じだったかもしれません。
もう一個余談ですが、レッドチームが説明を受けている時にブルーチームは見えないところに降ろされて、レッドチームの一部の隊員が不安がっていましたが、これはニールが戻ってこなかったから、ブルーチームは隠されていたのではないかと思われます。
ブルーチームは、時計のタイマーが0:00のタイミングでコンテナに乗り込めなかったら命はない、というのは単純なようで少し難しいです。
途中で回転扉に入るとちょっとややこしくなるかもしれませんが、仮に命があれば、たとえ遠回りしようが(つまり一度あの場所を離れてから、回転扉を駆使するなどし、あのタイミングに別の手段でスタルスク12に戻ってきて)あのコンテナにあのタイミングで乗り込むことができるということになります。
しかし、あのタイミングでコンテナに帰還ができなければ、結局はその遠回りの途中で命を落としているということになってしまいます。
○未来からものが送られてくることについて
これも先日の記事で、逆行中に作ったものなんじゃないか とか言っていましたが、これは多分間違っています。
まず、逆行弾や逆行銃、回転扉含めてすべて未来人が作ったもので間違い無いと思います(主人公たちの時代の人類にはエントロピーを減少させることはできないので)。
で、それをどうやって手に入れるのかですが、これは未来人がセイターに渡していた、ということになります。
これも3つの要素に分解してみます。
1点目:未来人が逆行中に送付物を誰も気づかないところに隠す(例えばこれまで採掘されたことのない地中)ことで、その送付物は時間を逆行し、過去に対してものを送ることができる(つまり逆タイムカプセルになっている)
2点目:未来人はエントロピーが減少する方向のもの(銃弾や銃など)や回転扉などを作ることができる
3点目:セイターが受け取ったタイムカプセルには、送付物とともに次の送付物が隠されている場所が書かれていた書類のようなものがあった(のではないかと思う)
これら3点が合わさり、セイターは未来人から様々なものを受け取っていたのだろうと思う。
若い頃のセイターが作業中に見つけたのは、恐らくは未来人からの依頼内容+対価としての未来からの送付物の隠し場所の情報などが書かれていたのだろうと思う。
(あのシーンで1つ目のアルゴリズムを見つけたのかと思っていましたが、それは多分違いますね)
○2種類の逆行弾について
そもそも厳密には逆行弾は1種類ですが、見かけ上2種類あるように見えるかもしれません。
1つ目は映画の序盤に研究施設で主人公がターゲットに向かって撃った弾が戻ってくるもの
2つ目は逆行中に撃った弾が順行中に逆の動きに見えるもの
後者は逆行弾ではなく、普通に作った弾を逆再生したというイメージです
前者は未来で作られた、エントロピー減少弾だと思われます。
当然ながらその原理はわかりません(詳しくは語られていませんが、本編では核融合の逆放射という言葉が使われていました)。
余談というか、私の想像ですが、あの研修施設にあった岩の塊などは、もともとはセイターに渡ったものを主人公(もしくは主人公と関わりがある人)が譲り受け、あそこに送ったのだと思います。
これも3つの要素に分解してみます(色々妄想も入っています)。
1点目:未来人と直接ものをやり取りできるのはセイターのみ
2点目:セイターはCIAと関わりがある(「黄昏に生きる」という合言葉を知っていたり、銀のカプセルをもらっていたりしていた)
3点目:あの研修施設は基本アナログなものしかなく、記録が未来に残らない可能性もあることから、あの施設の場所を知っている数少ない人の誰かが関わっている
という感じです。
あとは、セイターが「CIAは情報を金で買っている」という話をしていたので、過去(と言いつつも主人公にとっては数年先?)にCIAもしくはそれと関わりのある誰かが高額でそれらの情報などを入手したと考えられます。
○よくわからないところや妄想が膨らみそうなところ
・最初のオペラハウスと拷問を含めた”テスト”の部分
これはおそらく主人公のことを探していたのだと思うが、未だに関係性や前後関係などがつかめない。
爆弾を上段に投げて脱出した後にターゲットの人物を連れてきて「こいつじゃない」と言われたときの主人公のリアクションを見る限り、実は言われていたやつをちゃんと連れてきていたんじゃないかと思っています。
ただ、これはテストなので問答無用でNGとなり、拷問にかけられるということになる。
あの拷問もまたテストの一環であり、どれだけ他人に情報を漏らさないか(つまりアルゴリズムについての情報をむやみに他人に漏らさないか)を試しているのだと思います。
・主人公とキャット
終盤の地下試験所で主人公が電話越しにセイターから「妻に挨拶は」と聞かれて、「まだいない(?)」と答えて、「いずれにしても死んでいるから会えないな(?)」みたいな返答していたことと、最終シーンで”キャサリンがプリヤに殺されるところを阻止した”という点から、(アルゴリズムのことを知っていながら)キャサリンを生かしている→キャサリンは未来の妻 みたいな妄想をしています。
あと、個人的にはニールとマックスは同一人物説を推してます。
という感じです。
長々と書きました。
ちなみに、先日鑑賞した際は特等席が取れてかなり満足したので、ひとまずテネットを見に行くのは一旦やめにしようかなと思っています。
他に見たい映画があればまた行こうと思いますが、ひとまずはNetflixにて色々観ていこうと思います。
テネットを2回観ての考察と未だによくわからないところがある話
またまたネタバレがあります。
本日、2回目のテネット鑑賞してきました。
それも、初めてのドルビーシネマでした。
正直、ドルビーシネマの良さに関してはそこまで実感できませんでしたが、そもそもの目的がテネットの内容を追うことだったので、そこに関しては問題なし。
で、肝心の内容なのですが、今回は色々理解しながら追えることができました。
理解するというか、自分の頭の中にあるテネットのストーリーと照らし合わせていくようなイメージ。
そういった中で、2点自分の憶測について書いてみたいと思います。
1つ目は逆行弾について。
逆行中の主人公が放った銃弾を順行時間軸で見ると、弾が逆行しているように見えるのは割と納得しやすいと思います。
一方、最初のオペラ会場での逆行弾(銃弾を撃ったニールは順行時間軸の動きで去っていく)や、研究施設での射撃場や机の上でのキャッチなどは、どうも性質が違うようである。
これについて個人的には、逆行時間軸で製造された銃弾を順行時間軸で使用するとそうなるのではないかと解釈している。
つまり、同じ逆行弾でも、逆行時間軸上で使用するとなんの変哲もないただの銃弾である。
しかし、順行時間軸で使用すると、エントロピーが減少するように進むので、放たれた銃弾がもとのマガジンに収まるし、テーブルに置いてある(=テーブルに落ちた)銃弾はもとの手の中に収まるという考え方。
これは結構自分の中ではしっくり来ているし、冒頭に出てきた第三次世界大戦の残骸というのもおそらくは逆行時間軸で製造された何かなんだろうと考えられる。
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追記
じゃあ、セイターが船の上で受け取っていた金の延べ棒はどうなるんやっていう話。
あの金の延べ棒もセイターの手に向かって”落ちていった”ように見える。
となると、時間が逆行する形で金が生成された?
でも、あの金はどちらかといえば、”将来発見されるであろう金鉱脈から採掘された金”と捉えるほうが自然な気がする…
となるとちょっと怪しくなってくる…
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2つ目は逆行中の防護服と対消滅について。
順行中の自分が逆行中の自分を認識した段階で互いが消えてしまうというのは劇中でも説明があったが、これはどういうことか。
恐らくは逆行時間軸を進むもの(人も含む)を構成しているのは反粒子というもので、互いを認識した時に反粒子が通常の粒子と衝突し、対消滅を起こすということなんだろう。
これに対して、個人的に都合のいい視点として、シュレディンガーの猫を考えてみた。
これは観測者が観測するまではその事実は確定しないという、量子力学でよく用いられる言い回しだけれど、この粒子・反粒子および対消滅というのは量子力学での概念なので、必ずしもデタラメではないんじゃないかと思っている。
つまりは、順行時間軸の主人公が逆行時間軸の自分を認識(=観測もしくは記録の参照)しない限り、そこに逆行中の自分は存在しないのと同じ状態になると言えそうです。
したがって、観測されないようにするためのあの防護服(あるいは覆面代わりのヘルメット)は、身を守るという機能もありながら、観測されない(=存在が確定しない)ようにするという役割もあるわけですね。
一方で、自分の中で未だに腑に落ちていない部分も2箇所あります。
1つ目は順行時間軸上で順行中の別の自分を認識するとどうなるのか、ということ。
これについては、正直良くわからないです。
なんだかこれも物理で説明できそうですがイマイチよくわかりません。
2つ目が、アルゴリズムの起動条件です。
終盤、アルゴリズムはすべてセイターの手中にあり、起動条件としてはセイターの死ということになっていました。
また、キャットがセイターを殺害したタイミングではアルゴリズムはすでに組み上がっていたと思います(ここはもう一回観て確認するつもりです)。
そのタイミングで、アルゴリズムを担いで爆破から逃げ切ったのはいいものの、アルゴリズムが起動しないのは理由がよくわかりません。
これについて、私は3つありそうな気がします。
1つ目は、あの時点ではアルゴリズム起動の条件を満たしていなかったという考え方。
つまり、あの爆破に意味がある、もしくは他にも条件が存在しており、あの時点では何かが欠けていたという考え方。
2つ目は、セイターはアルゴリズムを分解するまでは実は生きていたという考え方。
3つ目は、アルゴリズムが過去に送られた時点でそもそも起動しないという考え方。
つまり、アルゴリズムは未来で作られたものであり、それが過去に存在している以上は、それが発明されるまでの未来は確約されるという考え方。
これは言い換えれば、そうなるように未来を紡いでいくということにもなるかもしれません。
個人的には3つ目がいいですね。
そんな感じで色々考えたりしていますが、単純にストーリーを追いきれていないだけだったら恥ずかしいですね。
ということで、またまた観てみようと思います。
テネットを観終わったら、置いてけぼりにされた気分になった話
またまた、多少のネタバレが入ってしまいます。
本日、初めてテネットを鑑賞してきました。
前情報は極力何も入れず、基本的には劇場で観たプロローグくらい。
で、初見の感想としては、正直なところ今ひとつでした。
いや、面白いといえば面白かったんだけど、もう少し詳しく言うと、あの終盤でのニールによる脱出劇のあとに後1時間くらいのボリュームがあればと思ってしまった。
というのも、前半のシーンはかなり説明が端折られていて、なんだか違和感みたいなのがあったというのと、中盤以降の順行と逆行の切り替わりや、前半のシーンの伏線回収などの嵐に対して私の頭がなかなか追いつかず、やっと理解でき始めて「すげー」ってなりかけたところで終わってしまったという感想。
やっと話を追えるようになったのと、主人公とニールとの関係性もわかったので、その状態で冒頭のオペラのシーン以降(以前)も含めての内容も見てみたかったという気持ちが生まれてしまった分、直後にエンディングになってしまったため、なんだか置いてけぼりにされた気分になってしまった。
鑑賞後もあれこれ考えてみるものの、追いきれていないところがあまりにも多すぎて、モヤモヤ状態でした。
しかし、ネットであれこれ調べ、流れを理解していくうちに、細かなところまで作り込まれた内容になっていることがわかりました。
ただ、目まぐるしく変化する状況の中で、あの内容を初見で理解するのはかなり難しいのではないかと思ってしまいます。
一方、映像表現としては屈指の迫力でした。
特にあのカーチェイスのところについては、流石と言わざるを得ません。
で、どうするのか。
もう一回観てきます、明後日。
一通りストーリーを押さえた上で、もう一度リベンジしてきます。
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追記
これ、かなりわかりやすいです。
と同時に、ここまで考察できているのが本当にすごい。
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更に追記
これもかなりわかりやすい。
流れがかなり明確になります。
インターステラーの面白さが理解できないのはもったいない話
またしても多少のネタバレを含みます。
先週、インターステラーを初めて観ました。
席としては後方の中央付近で、それなりの席だったわけですが、正直なところ、今まで見た映画の中で明らかに一番面白いと感じました。
映像表現や壮大なBGM含めて迫力が凄まじいわけですが、個人的に好みだったのは、SF映画でありながら、かなりの部分が正しい理論に則っていたというところ。
ブラックホールの描写もさることながら、あの4次元超立方体+時間の空間。
どんなものだろうと思いを馳せながらも素人にはなかなかイメージできないものに対して、「これだ!」って思えてしまう見せ方をされると、何故か嬉しさもある。
観終わってからというもの、インターステラーについてあれこれ調べていくうちに、もう一回観たくなってしまった。
ということで、今日はエグゼクティブシートにて再度インターステラーを観てきた。
スクリーンに近くなった分振動などの要素も相まって、ドッキングシーンは鳥肌が止まらなかった。
更に驚いたことに、単純な面白さで言えば1回目よりも2回目の方が上に感じた。
1回目で通しで話の流れを掴んでいるため、前半の地球での流れに奥深さを感じた。
これはそういうことだったのかというのが2回目にして拾えたりする。
という感想はさておき、インターステラーだけでなく、インセプションも、世間的には難解な映画だと評する人がいるらしい。
そういう人たちはすごくもったいないと思ってしまう。
いや、楽しめる自分に喜ぶべきなのだろうか。
もちろん100%理解できているわけではないけど、多少の知識があればこんなにも楽しめるのに…と思ってしまう。
しかも、インセプションに関しては事前知識はほぼ不要で、観ているだけで本来はほぼ理解できるはず。
というか、これが理解できなければ日常生活においても色々理解できず、楽しいはずのものを楽しめていないんじゃないかとも思えてしまう。
うーん、やっぱりもったいない。
ということで、色々勉強してインターステラー観て楽しみましょう。